著者 樺沢紫苑
発行所 株式会社 文響社
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概要
やる気や喜び、安らぎを感じるとき、脳からは神経伝達物質(著書内では脳内物質と呼んでいます)が出ています。大きく分けて7種類紹介しています。
- ドーパミン(幸福)
- ノルアドレナリン(恐怖、集中)
- アドレナリン(興奮)
- セロトニン(落ち着き)
- メラトニン(眠気)
- アセチルコリン(ひらめき)
- エンドルフィン(多幸感)
これらがどのようなときに放出され、どのような作用をもたらすのか。それらを理解することで、仕事に上手く反映させようという、画期的な内容です!
感想
脳内物質で仕事がはかどる!
樺沢紫苑氏の著書もこれで三冊目のレビューです。
以前に紹介した『ブレインメンタル強化大全』と内容が重なる所があります。セロトニンとメラトニンです。目覚めと睡眠に大きく関係しています。著者は「7時間睡眠」や「睡眠の質の向上」など、睡眠の重要性を主張されています。ドーパミンやアドレナリンといった興奮物質で、直接的に仕事の成果を高めることはもちろん効果的です。ただ、セロトニンやメラトニンに注目することで、生活の根幹である「覚醒と睡眠」を安定させることが第一に重要なのかなと感じました。
朝散歩、毎日はできてないですが、続けてますよ!
特に面白かった所
ストレスを集中力に変える「ノルアドレナリン」の説明です。
ボーっとしているときに「聞いてるのか!」と叱責されると、その後は注意して相手の話を聞くようになりますよね。この緊張感から生まれる脳内物質がノルアドレナリンです。緊張やプレッシャーというストレスが、かえって集中力が高まります。しかし、これは効果としては「短期集中型」だそうです。ずーっと怒られ続けると、段々慣れてくるのだとか。自分なら、逆に鬱になりそうです。
メリハリをつけるという意味で、活用できそうですね。
オススメする方は
- 仕事の効率を高めたい方
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