著者 齋藤孝
発行所 株式会社KADOKAWA
リンク
読書の意義、速読と精読、本選びにアウトプット、一日に10冊以上読破する著者の読書術が網羅された一冊です。
この本は、「誰よりもたくさんの本を、誰よりも厳密に読み込み、すぐに仕事に応用できるようになる方法」のすべてを、書いた本です。
本著より
300ページを超えるボリュームです。
最後には、著者がオススメする書籍リスト50(多い!?)が載っています。
感想
読書のための本、ALL IN ONE
樺沢紫苑氏の読書術も以前に感想を書いたのですが、どちらの本でも「アウトプット」することが大事と主張されています。知識や情報を得ることが前提にはなりますが、それを活かせる場や活かそうとする姿勢を持つことが、知識定着には必要ですね。
また、どちらの著作でも、本にマーカーや書き込みをしながら読むことを勧めていました。後から何が大事だったか分かりやすいでしょうね。感銘を受ける箇所があっても、読み進めていくと忘れてしまっている事は多々あります。
特に面白かった所
「私淑」を勧められている箇所ですね。「私淑」とは、直接教えを請うのではなく、書籍などによって間接的に師と仰ぐことをいいます。良い所は、歴史上の偉人などの故人から教わることができるということですね。難しい所は、一から十まで説明してくれないところでしょうか。書かれている言葉、文脈から推察する力がいります。さらみ、それをどのように実生活に活かしていくか。それは自分の頭で考えないといけません。まあそれが楽しいんですが。
オススメする方は
- 読書を始めようとしている方
- 読んだ後に、「身についた感」がない方
コメント