著者 橘玲
出版社 マガジンハウス
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概要
炎上した『専業主婦は2億円損をする』の改訂版です。専業主婦になる、つまり仕事を諦めることで、生涯賃金を失うというものです。主婦業を貶める内容ではないのでご注意を(炎上時のお叱りもそんな内容だったらしいです)。主婦もキャリアを諦めないために、どうすべきかが書かれています。
感想
自分の人的資本を捨てない
固定観念をひっぺがす主張でしたね。いわゆる「老後2000万円問題」で、これまでの働き方ではゆとりのある老後生活が難しいのではないか、という疑念が湧いた方は多いと思います。「年金で生活できないのがそもそもおかしい」という意見もあるでしょうが、それはここでは語りません。
足りない分は、専業主婦が働くことによってカバーできるのでは?ということですね。そもそも
- 「専業主婦のいる核家族」はわずか200年ほど前に登場した、特殊な家族制度
- 欧米では、「自分はハウスワイフです」というと周りが唖然とする。自由な人生を自分から捨てる生き方と考えられているから。
この本で学んだことは、「外注して、頼れることはどんどん頼る。手を抜けるところは抜く」ですね。時短家電や家事代行サービス、ベビーシッターなど、利用できるものは利用する。ときには親にも助けてもらう。母親だけでなく、大勢で家事を行えるようになれば、女性が働いて2億円稼げるようになるかもしれません。
子供部屋おっさんの感想でした(笑)。洗濯機動かせるくらいにはならんといけんですね。
特に面白かった所
キャラ弁いらなくね?ですね(笑)。手間かかりすぎやろ、惣菜とか冷凍食品使ったらいいやん、という主張。今の時代なら、罪悪感もなく受け入れられるのではないでしょうか。
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