著者 橘玲
出版社 新潮社
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概要
世の中には、正しいけれど言ってはいけないことがあふれています。遺伝学、脳科学の知見から導かれる「残酷な真実」を数多く紹介しています。
感想
辛辣、だけど真実
衝撃的な内容でした!ひと言でまとめると、「世界は不平等でできている」といったところでしょうか。どんなに頑張って、教育にお金をかけても勉強ができない人はいます。その理由は知能の遺伝性の高さだというのです。親、人種によってIQはおおよそ決まってしまいます。過激な結論ですね。ただ思い当たる所がある方は多いのではないでしょうか。
他にも、男女ともに容姿端麗かそうでないかでどれだけ経済的に差が出るのか、氏と育ちのどちらが大事か、など、興味深い内容が書かれています。新書で本自体の厚みはないのですが、読みごたえがかなりあります。知的好奇心も満たされます。
特に面白かった所
2点あります。
- 移民の子が親の言語ではなく、現地の言語を喋るようになる理由。
- ピアノが上手な子を、①ピアノのエリート校②普通の学校に、それぞれ通わせた場合の将来の違い
が興味深かったですね。言われてみれば納得、という内容でした。
オススメする方は
- 刺激が欲しい方(結構ショックな内容も書かれています)
- 話の種がほしい方(相手によっては喧嘩になるのでご注意を)
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